Tableau 9.1 新機能: マップ内で『距離の測定』が出来るようになりました。
下記ブログエントリでTableau9.1に関するリリースのお知らせをご紹介しましたが、機能それぞれに関してもその内容について実際に触ってみてその詳細を確かめてみたいと思います。
当エントリでご紹介する内容は『距離の測定』に関するものです。
マップ内での『距離の測定』機能について
Tableauで位置情報(緯度経度)を扱ったビューを作っていると、『二点間の距離を知りたい』という場面がちょちょくあり、またお客様からも同様のご意見を伺う事がこれまでにもありました。そんな訳で、この機能リリースが来た時には『おおっ、遂に来たか! (;`・Д・´) ガタガタッ』という思いでありました。
Tableauの関連ヘルプについては以下に展開されています。
では、試しに『距離測定』の機能を使ってみる事にしましょう。Tableau 9.1をインストールし、起動した後で『サンプルワークブック』の中の『スーパーストア』を選択します。
ワークブックを開いたら『概要』ダッシュボードの日本地図を選択し、[シートに移動]で地図単独ビューに遷移します。
この地図は市区町村や都道府県に於ける利益率を色で、売り上げをサイズで表現したものとなります。サイズが少し小さめなので気持ち大きめに調整しておきます(距離測定には特に影響はありません)。
ビュー右上のメニューから横向き黒三角をクリックし、範囲選択のオプションから『円形選択』をクリック。
すると円形の範囲選択が出来るようになるのですが、9.1からはその円形のサイズが細かく表示されるようになっています!
サイズを変更すると、そのサイズに併せて半径の距離を自動で計測・表示してくれます。
範囲選択が完了すると、既存機能通り、選択済みの要素が強調表示されるようになります。
測定される距離については、最小で1メートル単位、100メートルを超えると10メートル区切りとなり、1kmを超えると場合によって小数点表示となるようです。
まとめ
以上、Tableau 9.1の新機能『距離の測定』に関するご紹介でした。"範囲選択"の機能を活用した間接的なものではありますが、要素間の距離を把握する事が出来るのは色々な面で嬉しいポイントですね。積極的に活用して行きたいところです。こちらからは以上です。